ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: 単行本
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★★★★☆
初めは「難解な文章だなー」て思っていたんですけど、徐々に面白くなってきました。
確かに、ハッカーと画家って共通点あるのかも。って、自分自身、ハッカーなのかいまいち自信が無いですが。なんてこと言うと、著者の方に「そんなやつはハッカーじゃない」って言われそうですが。。
いろいろと含蓄があるのです。あ、著者の方はLISP(LISt Processor)のハッカー。って聞いて、LISP懐かしーって思ったのです。高専のとき、コンパイラ作ってましたし。後半では、改めてLISPのスゴさ、垣間みれます。また、書いて見ようかなとか思たったり。
「プログラムは、人々がそれを読むために書かれるべきである。たまたま、それが計算機で実行できるにすぎない。」なんて引用。確かに!って思いました。
「多くの面白い異端的な考えは、私たちの意識の中にほとんど形になるところまできているんじゃないかと私は思う。」それを、自己検閲機能で押さえ込んでるのかも。
「私の母はデスクトップコンピュータなんて必要としないし、母のような人々はほかにもたくさんいる。」これ、激しく同意なのです。
また、途中では、著者の方々がViawebと言う会社を立ち上げ、Yahooに買収されるまでの話もあり、こちらも興味深い。今Webアプリなんて当たり前の世界。でも、このひと達は、いち早くその有効性に気付いた訳ですから。開発のポリシーもカッコいいと思いましたけど、ユーザサポートなど多部署との連携のあり方も意識高いです。